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〜挑むから味わえる難しさと面白さの真の魅力〜
奥三河パワートレイル

石川 弘樹 プロフィール

プロトレイルランナー
アドベンチャーレーサーを経て2001年より日本人初のプロトレイルランナーとして活動する。 国内はもとより海外でのトレイルランニング経験から日本でのトレイルランニングを普及させる国内第一人者。 現在は斑尾高原、信越五岳、平尾台などをはじめとするレースやイベントなどのプロデュースを行う。

「やり切った、面白かった」と第一回大会開催前、レースと同じ条件で70キロに及ぶコースを一人で真剣に走り、興奮と充実感いっぱいの気持ちで走り終えたときのことを今でも鮮明に覚えています。
 この大会のコース設定は何の情報もなく、長いトレイルがあるという雰囲気を聞いたわけでもなく真っ新な地図があるだけの状態からスタートしました。あらゆる角度からアプローチして道を探し、地元の方々にも協力をしてもらい愛知県の長野県との県境である豊根村の茶臼山高原から、静岡県にほぼ近い新城市・湯谷温泉までが1本の道(トレイル)という線で繋げられた喜びはとても大きなものでした。
 繋いだコースをいちばん最初に走り抜けるのはコースプロデュサーとしての特権であり、実験・観察のようなものでもあるのです。実際に全てを走って、レースとしてのコースの魅力がみえてきます。距離や時間を追うごとの気持ちと身体の変化によって見えてくる景色やトレイルのコンディションが選手の目にはどのよう写ってくるのか、そこで感じてもらえる内容がこのレースというものの本当の魅力になってくるからです。私はこのコース全体を通じて純粋に「面白いレースコース」ができたと強く感じたのです。
 総距離は70km、適度なアップダウンで下り基調の走れる前半部分35kmと起伏の難易度が高く、タフなトレイルを進み続ける経験値を求められる後半部分の35km。スタートした直後に愛知県最高峰でもある茶臼山付近から見える山々にはこれからどこまで行くのか、何が待ち受けているのかと希望と不安の心境が入り混じりながら、まずはフカフカで走りやすいトレイルをひた走ります。碁盤石山やタコウズ川にみる景色に自然の中を走る気持ち良さを感じ、レースを走る緊張と興奮の中でトレイルランニングを心から楽しんでいる自分がいるはずです。前半は序盤がシングルトラックでその後は林道へと繋がっていきます。下り基調の起伏に身を任せ、飛ばしてしまったりすると後半に待つタフなコースで痛い目にあうのでまずは慎重なペース配分が必要です。走れるコースで身も心も適度に疲労した頃、ようやく設楽町の中間エイドステーションに到着です。
 このレースはコースと同じようにエイドステーションがとても魅力的です。設置した6箇所全てに大勢の地元の方々が選手をもてなし大会を盛り上げてくれます。私はこの地元の方々のテンションやこの大会に対する想いが大好きでプライベートでも地元の方々とは交流があり、毎年この地域を訪ねることを楽しみにしています。このレースは各エイドステーションもしっかりと楽しんでみてください。
 後半戦、レースの本番はここからといってもよいでしょう。コースは東海自然歩道を通り、快適で雰囲気の良いシングルトラックが起伏の険しい山々へと伸びていきます。その先に控えた岩古谷山、鳳来寺山への稜線はたどり着くまでの大変さがありますが眺めは絶景で通るもの全ての心を魅了してくれるはずです。その他にも後半部分に見られる自然の美しさは見所満載です。トレイルの長距離レースは後半からフィニッシュまでをどう走れるかということがとても大切になってきます。前半コースのイージーな感じとは異なり、後半では雰囲気がガラリと変わり、進んでいくコースの肉体・精神的負担の難易度が高まります。ここからどれだけのペースで進めるかが勝負、完走をする為の重要なポイントになってきます。
 このレースにはトレイルランナーとしての総合力が問われます。緻密なペース配分などの知力、タフなコースに耐える走力、そして何事にも負けない気力とどれが欠けてもこのレースは難しいものになってしまいます。この総合力を持って挑む奥三河パワートレイル、レースの難しさと地元の温かさ、そして自然の美しさが大きな魅力です。私自身、この難しいコースに挑む興奮と進み続ける難しさ、走りながら見えた感じられた魅力のどれもが「面白い」と心の底から感じました。そしてその日の自分が持つパフォーマンス全てを出し切ってのゴールは「快感」以外の何物でもありませんでした。

 人はどんなことにおいても難しさや未知なる世界に挑もうとする、足を踏み入れようとする願望を誰もが持っていると思います。それは何故なのか、私にもわかりません。ただ何故だかわからないものへ一歩踏み出した人のみがその感覚を身体で感じることができるのではないでしょうか。未知なるトレイルとその世界へ踏み入れ、その日の自分の力と感覚の全てを使って、挑んだ先に見えてくるものを自分自身で受け止めてみませんか。
 なんだか難しくしてしまったかもしれませんが、私が感じたこのレースの「面白さ」を是非多くのトレイルランナーに感じてもらいたいと思うのです。トレイルを走る楽しみと喜び、緊張と興奮、挑戦と達成感、そんな数多くの魅力があって、その先にある走ったものにしか味わえない経験をこの奥三河パワートレイルしてみてはいかがでしょう。
 2018年も全国からの熱いトレイルランナーの皆さんを愛知・奥三河にてお待ちしています。

               Trail Runner 石川弘樹