■競技規則
本大会は愛知県北設楽郡豊根村の茶臼山高原から愛知県新城市の門谷地区までの約70kmを走破する大会です。
コース中には天竜奥三河国定公園を含み、累積標高約4,000mと自然環境の変化にとんだ過酷なコースとなっております。天候悪化、体調不良、道迷い、転倒、滑落、落石などによる様々な傷病や遭難のリスクについては、全て参加者の自己責任となり、主催者は一切責を負いませんので各自十分な準備をお願いします。
(1)定められたコースのタイムレース方式(所要時間の少ない選手から順位を決定)とします。
(2)下記関門には制限時間を設けます。
各関門を制限時間内に通過した後、フィニッシュ制限時間は19時30分(スタート後13時間30分)とします。
各関門の制限時間を超えた選手はレースを中止し、コース途中であってもスタッフの指示に従い下山してください。
- つぐ高原グリーンパーク(約15km地点)/制限時間 8時00分(スタート後 2時間00分)
- 碁盤石山登山口(約23km地点)/制限時間 10時30分(スタート後 4時間30分)
- 小松長江老人憩の家(約39km地点)/制限時間 12時30分(スタート後 6時間30分)
- 四谷千枚田(約49km地点)/制限時間 15時30分(スタート後 9時間30分)
- 棚山高原(約57km地点)/制限時間 17時30分(スタート後 11時間30分)
※距離は調整中のため、今後各地点の距離は若干異なる場合がございます。
(3)降雪や悪天候、コースの路面状態、警察との協議、その他主催者が必要と判断した場合は、コースや距離、制限時間、関門、エイドステーションを変更することがあります。
(4)レース中に競技を中断(棄権)する場合は、安全確認のため必ずリタイア申告をしてください。これを怠った場合は、次回からの出場をお断りします。
【エイドステーションでのリタイア】
- エイドステーションのリタイア受付にてスタッフに途中棄権する旨を申告してください。
- 途中棄権の場合はナンバーカード(ICチップの装着されたもののみ)を必ず返却してください。
- リタイアバスにてフィニッシュ会場に搬送いたします。
【コース上でのリタイア】
- 必ずコース上のスタッフまたは大会本部(ナンバーカードに記載)に申告してください。
- 自力で動ける選手は、次のエイドステーションまで移動していただきます。
自力で移動できない場合は、別途スタッフまたは大会本部の指示に従ってください。 - ※コース上でのリタイアは、収容に時間がかかることが予想されます。体力に自信がもてないときは、ひとつ手前のエイドステーションでリタイア申告をしてください。
- ※付近にスタッフがいない場合は、携帯電話にて大会本部までご連絡ください。
携帯電話が通信圏外の場合、電波状況の良いエリアまでご自身でご移動ください。
(5)競技続行が不可能と判断された選手は、スタッフが競技を中断させることがあります。
(6)用便は各エイドステーションやコース上に設置されたトイレを使用してください。
止むを得ないときは携帯トイレを使用し、紙を使った場合は必ず持ち帰ってください。
(7)レース途中に天候が悪化した場合、主催者の判断で中止することがあります。
(8)コースの一部で交通規制を実施しますが、大会でコースを占有しているものではなく、車両や一般利用者、登山者も使用していること十分に理解し、その通行を妨げてはいけません。
特に登山道では登山マナーの徹底と、一般登山者への配慮を忘れないでください。
追い抜く時は、安全な場所で走らず声をかけて歩いて追い抜いて下さい。
ただし希少な自然植物や環境保護のため、登山道を踏み外さないでください。
(9)指定されたコース以外には絶対に立ち入らないでください。また道路横断に関しては、必ずスタッフの指示に従ってください。
(10)以下の選手は失格とします。
- 前日受付されていない選手
- 競技規則に違反したり、スタッフの指示に従わなかった選手
- ナンバーカードを着用しなかった選手
- ゴミをレース中に投棄したり、自然保護に違反する行為があった選手
- 参加資格を偽って参加したり、不正行為(乗り物の使用、代走、その他法律に抵触する行為など)を行った選手
- 公共交通機関利用時、スタート時、コース渋滞時、エイド利用時、リタイア時、ゴール後、会場に滞在している間のマスク着用指示に対し、スタッフからの注意に従わなかった選手
■給水/救護
(11)エイドステーション・救護体制
コース上にはエイドステーション5ヶ所を設置いたします。
またエイドステーションすべてにトイレ及び救護所を設置いたします。
- つぐ高原グリーンパーク(約13km地点)
- 碁盤石山登山口(約21km地点)
- 小松長江老人憩の家(約37km地点)
- 四谷千枚田(約47km地点)
- 棚山高原(約55km地点)
- ※救護所は応急処置のみとし、競技続行のためのサービス等は行いません。
- ※2022年大会ではエイドステーションでの食べ物の提供は最小限となりますのでご注意ください。飲料は例年通り提供します。
- ※状況に応じて食べ物の提供を中止する可能性もございます。
■マーキング(距離表示)/ICチップ
(12)コースのポイントには必要最低限のマーカーテープや矢印表示、スタッフを配置しております。また、距離表示は約10kmごとに設置してあります。
(13)配布するICチップ(ナンバーカード)により、出走人数、完走人数の管理を行います。またICチップはフィニッシュ後あるいは途中リタイア時に回収します。
万が一紛失した場合は実費を請求させていただきます。
(14)装備について
以下の必携品リストは選手の安全、生命を守る大切なアイテム(レース中必ず装備として携帯するもの)です。
怠ることなく準備してください。
- ※レース途中、装備チェックにより不備があった場合、その選手は失格とします。
- ※推奨装備品、その他各自必要とする装備品は、各自の判断で持参してください。大会開催日は年によって気温が大きく変わる時期です。必ず直前の気象を確認し防寒及び各自での安全対策をしてください。
- ※すべての装備は、持つだけでなく使い方を身につけておいてください。
「必携品」
- エントリーの際に番号登録した携帯電話(*1)
- 携帯コップ(エイドステーションに紙コップの用意はありません。)
- 水(スタート時、エイドステーション出発時は1L以上持っていること。)
- 食料
- 夜間走行に対応できる明るさのヘッドライトまたはハンドライト、およびその予備電池(*2)
- 夜間後方から視認できる自発光式点滅ライト(夜間走行時はザックなどに取り付け点灯してください。)
- サバイバルブランケット
- ホイッスル
- ファーストエイドキット(絆創膏、消毒薬など)
- フード付きレインジャケット
防水性および透湿機能を持ち、縫い目をシームテープで防水加工したもの(*3)
破損や著しい傷みがなく、十分な機能があるもの。 - 足首丈まで完全に覆う、ランニングパンツ(長ズボン)、レギンス、タイツ
もしくは、レギンス、タイツとロングソックスの組み合わせ - 着替え(ベースレイヤー以上の長袖シャツ。ただしコットン素材は不可)
- ICタグ付きナンバーカード
- コースマップ
- 必携品を収納できるザック等
- マスク2枚以上(不織布マスク1枚以上含む) ※筒状のネックウェア不可
*1. 事前に大会本部(ナンバーカードに記載)の電話番号を登録し、番号非通知にせず十分に充電すること。主催者からのSMSによる緊急連絡を常に受信できる状態にしてください。大会期間中は常に電源をいれた状態にしてください。自身の位置情報を把握するための地図アプリ等をダウンロードしておくことを強くおすすめします。
*2. 棚山高原を16時00分以降に通過する選手はライトの点灯チェックを行います。
*3. ウェアの防水性は選手自身の責任で決定してください。耐水圧10,000mm/㎠以上あるいは同等の性能であることを推奨します。
■推奨携帯品
必携品はすべての選手にとってレースを走るための十分な装備ではありません。各自の責任において、必要な装備を判断し、必携品に加えて携帯してください。以下は推奨する携帯品です。
- コンパス(電子コンパス等のコンパス機能がある物でも可)
- テーピング用テープ(包帯、ストラップになるもの)
- 防寒着
上半身(ダウンフリース等の素材を利用したもの)、手袋(フィンガーレスでないもの)、ビーニー(帽子)、レインパンツ - 保険証(コピー不可)
- 日焼け止め
- ワセリン
- 現金
- 携帯電話用の充電ケーブル
- トレイルランニングシューズ
- 熊鈴
- 除菌ティッシュ・消毒スプレー(アルコール)
■禁止事項
(15)禁止事項
選手が以下のルールに反しスタッフの注意に従わなかった場合は、その場でレースを中断または失格とさせることがあります。
- コースをショートカットしたり、はみだしたりすること
- 必携品を装備しないこと
- オフィシャル以外で選手がサポートを受けること
- 選手以外の者と伴走すること
- スタッフや救護担当者の指示に従わないこと
- 関門時間後のレースの続行
- ストックおよび杖の使用
- 裸足またはサンダル等素足を露出したシューズでの出走
- イヤホンを使用しての出走
■責任
(16)責任
【主催者の責任】
- 参加者の故意によらないコース上の器物破損(対動植物、対物の事故、トレイルの崩壊など)
- コース上のマーキングおよび案内看板の設置
- スタッフの安全管理
- 主催者は賠償責任および選手の障害保険(死亡後遺障害400万円、入院保険金日額4,000円、通院保険金日額2,000円)に加入しています。
選手のみなさんにも各自必要に応じた保険に入ることをおすすめします。
【選手の責任】
このレースの参加にあたって上記以外のすべてを自己責任とします。