長い下りのトレイルに耐えられる足腰を作る – 太田美紀子 インタビュー

奥三河パワートレイルの絶対女王となりつつある、太田美紀子。

2017年・2018年と女子総合二連覇を成し遂げ、二位以下の女子選手を突き放す圧倒的なリザルト。
2018年は得意のロードでも結果を出し、福知山マラソン女子優勝の栄冠も記憶に新しい。

太田氏に、レース攻略のポイントやおすすめの練習メニュー、三連覇が掛かる第五回大会への意気込みを伺った。

— 太田さんにとって、トレランの魅力は何ですか?

太田氏: 私は、どちらかというとトレイルよりもロードを走る方が得意なのですが、ロードばかりだと飽きてきます。そんな時、雄大な自然の中を走るトレイルランニングは、気分も爽快になって気分転換を図れます。時には、冷たい雨にさらされたり、強い風に吹き飛ばされそうになったりした経験も沢山しましたが、ゴールすれば全てが良い思い出となってくれます。

— 奥三河パワートレイルならではの魅力を教えてください。

太田氏: 奥三河パワートレイルに初めて参戦したのは2016年です。運よく2位になれたため、その年の12月にポルトガルで開催されたトレイル世界選手権に日本代表選手の一人として出場することができました。そして2017年、2018年と連覇することができました。その意味で、私にとって奥三河は本当に相性の良いトレイルレースです。奥三河パワートレイルは、とても厳しいコースだと思いますが、地元の方々の温かい声援や、素晴らしく充実したエイドステーションに何度も元気と癒しをいただくことができるのも、このレースの魅力です。

— 奥三河パワートレイルを走る上での戦略やポイントを教えてください(思い切って○○のあたりは歩く、前半に飛ばしすぎない、こういったトレーニングをしておくと良いなど)

太田氏: 奥三河のコースは、前半が走りやすく、後半のアップダウンが厳しいと云われていますが、前半にも厳しいアップダウンはありますし、後半にも走れる箇所は結構あります。

戦略はレベルによって異なると思います。上位入賞を狙うのであれば、前半から積極的に飛ばすべきだと思いますし、確実に完走を狙いたいのであれば、後半に備えて前半は抑える方法もあると思いますが、奥三河の制限時間は厳しいので、各関門を余裕もってクリアしないと完走は難しいのではないでしょうか。

また、奥三河は、スタート地点の標高がゴール地点よりも高く、下りの獲得標高差の方が登りよりも多いコースなので、トレーニングとしては、長い下りのトレイルに耐えられる足腰を作る必要があると思います。

— 今年もエントリーされておりましたら、意気込みをお聞かせください。

太田氏: 今年優勝できれば大会3連覇となりますが、先ずは、勝敗よりも地元の方々の声援に応えながら、奥三河の大自然を楽しみたいと思います。